04.エッチング
「焼付け」の後、酸性溶液で感光部分を溶かすと、フィルムで黒かった部分が、結果として銅の配線として残ることになる。現像された基板には、アルカリ洗浄、フラックス(錆び止め)処理が施される。
フィルム印刷からここまでのプロセスは、いわゆるエッチング加工である。版画などで用いられるエッチングと基本的には同じ工程を持つが、塵やホコリが入ってしまうと基板回路の品質が落ちるので、焼き付けプロセスはクリーンルーム内で行われるなど、精度・品質が高く求められる。
作業場内には、現像槽、エッチング槽、洗浄槽、フラックス槽など、工程順に各種薬品槽が並ぶ。
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