製造業とユーザーをつなぐファクトリープロジェクト
平成19年度 東京都ものづくり新集積形成事業支援対象グループ

テクノラボ 

09.プラスチック革命

09.プラスチック革命

インターネットの発達とともに情報発信の方法が多様化した。PCと周辺機器の廉価化によってインディーズ・ミュージシャンが自分で音楽CDを焼けるようになり、ハードディスクなど記録媒体が安価になることで音楽の発信そのものの仕組みが変わりつつある。

テクノラボは2004年8月の設立から4年半(取材時)、テクノラボは「かわさき起業家オーディション優秀賞」、「神奈川県ビジネス可能性評価A評価」、「かながわビジネスオーディション優秀賞」受賞などを経て、神奈川県中小企業センター最重要支援対象企業となった。

少量多品種生産に対するニーズが高まるなか、安価で短納期の試作品・少量製品へのニーズも増えていくと思われる。今後2、3年で進める予定の改良開発によって、さらに1/3のコストダウンを目指す。現時点の1/3のコストダウンと合わせて、ほぼ1/10のコストが実現されるとすると、これまで大量生産の枠組みで縛られてきたプラスチック生産の仕組みに新しい風が吹くことになるかもしれない。個人レベルで様々な用途のプラスチック製品を提供できる社会は、そう遠くない。

取材日:2009年2月20日
文責:松野勉
写真:松野勉

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