製造業とユーザーをつなぐファクトリープロジェクト
平成19年度 東京都ものづくり新集積形成事業支援対象グループ

ライミックス 

ライミックス 

ライミックス 

「漆喰」とは、消石灰を主剤として麻繊維と海草糊を混ぜて塗る壁仕上げのこと。

日本では伝統的な寺院や築城、土蔵、民家にいたるまで、耐火性と耐候性に優れた仕上げ材として、各地で利用されてきた。吸放湿機能にも優れ、高温多湿な日本の気候風土に適し、天然素材のみで構成される仕上げ方法である。

一方で、工程として下塗りから中塗り、上塗り、それぞれに塗りと硬化を繰り返すため、施工に時間がかかること、美しい仕上げとするためには熟練した職人の技術を要することなどから、プラスターボードに壁紙、薄塗りの珪藻土仕上げなどに取って代わられ、それに伴い熟練職人の減少を招いてきた。

漆喰材料のトップメーカーである田川産業の創業は大正13年。昭和38年には、消石灰にスサと糊材を適正に配合した「城かべ」を開発し、漆喰仕上げの効率化・高級化の後押しをしてきた。さらに、長年培った漆喰技術をもとに、現代的な漆喰仕上げの可能性を追求するべく、画期的な新素材を開発した。それが「ライミックス」である。

新素材「ライミックス」とその原点である漆喰の製造工程を、漆喰の伝統的メーカーである田川産業の工場に見る。


田川産業株式会社

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