製造業とユーザーをつなぐファクトリープロジェクト
平成19年度 東京都ものづくり新集積形成事業支援対象グループ

熊倉硝子工芸

熊倉硝子工芸

熊倉硝子工芸

昭和49年(1973年)、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」が公布され、技術・技法、使われる原材料がおおむね100年以上継続し、地域産業として成立している工芸品が「伝統的工芸品」として指定されるようになった。その背景には、大量生産・大量消費による使い捨て文明に対する反省から手仕事ならではの製品の魅力を見直そうという機運が高まってきたこと、地場産業として地域経済を支えてきた伝統的産業を振興する意味合いがあったとされている。

しかし、生活スタイルの変化や原材料の確保難などによって、伝統的工芸業界の衰退は止んでいない。1979年と2006年の統計を比べると、従事者数、企業数、生産額いずれも約1/3の規模にまで減っている。

このような厳しい情勢下でも、美しい光を放ち続けている伝統的工芸がある。比較的歴史の浅い東京/江戸で指定されている伝統的工芸品13種のうちのひとつ、江戸切子。そのトップを走る「熊倉硝子工芸」および工房直営店「江戸切子の店 華硝」をレポートする。


有限会社 熊倉硝子工芸

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